
Be Your ”SOL"
TOP MESSAGE -01
トップメッセージ

胸の奥から湧き上がる使命感。
明日を生きる力を。
株式会社ソルテラス
専務取締役 COO
スパサービス事業本部長・マイスターセラピスト
松浦 隼人
1984年生。健康科学大学にて理学療法を学び、両親の会社で経営を学んだのち、リラクゼーション業界へ大手サロンに個人事業主として足を踏み入れた。8か月で独立。
2年後に、株式会社かぜなりを起業し、1年後、店舗を株式会社ソルテラスに売却。
現在は、事業本部長などを兼任している。
「 固定された『やり方』から、自ら作り上げることが大事 」

リラクゼーション業界にとって、ほっとするんはどのような存在ですか?
実は「もみ処ほっとするん」は立ち位置を設定しておりません。
ビジネススクールなどでよくあるような「業界マップ」なら、横軸を価格帯、縦軸を規模…といった風にマッピングすれば立ち位置は見えるかもしれません。
しかし、サロン業界はマッピングでは位置づけができない業界なのです。
「ここは高級だから癒される。あそこは安いから下手。」とは一筋縄でいかないのが、サロン業界の特徴なのです。
施術者個人の技術や内装・雰囲気・立地など、価格以外の要素が非常に多いのです。悪い言い方すれば、入って施術してもらうまでわからない「ガチャ」とも言えますし、お客様の最大の不安要素です。
「もみ処ほっとするん」では、こうした不安要素を徹底的に排除する取組をしております。駅チカ・落ち着く内装・おトクな価格帯に加えて、どのセラピストが担当しても満足いただけるよう、労働環境の整備に加えて、実技試験を年2回以上実施しています。
おかげさまでお客様満足度は92%超の好評をいただております。
ほっとするんでは、どのようなセラピストを目指せるのでしょうか。
もちろん、スタート地点はみんな模倣から始まります。「ここはこんな風にもんでね」と教えるような形がスタート地点です。
もむ技の基本は大きく分けて6種類しかありません。実はハードルは高くありません。オイルの施術も同様、元の6種類の手の使い方を、ほんの少し変形させているだけです。工夫次第で場所ともみ方のパターンは5千種類以上にすることができます。
ソルテラスから卒業される方々が、次の職に困らないように。
なんていうんですかね。「指先に変な癖が残らないように」「ほかのサロンのもみ方にマッチできるように」と表現すればいいでしょうか。
基本事項をしっかり押さえた上で、10年先も成長できるセラピストを目指せます。
「 湧き上がる使命感とは 」
そんなセラピストを、どのように育成しているのでしょうか?
座学と実技を踏まえた上でデビューしてもらっています。
具体的には、リラクゼーションの社会的、法的な立ち位置。腕と手首の使い方から、もみほぐしの手技を覚えていってもらいます。もみほぐしのやり方を覚えたのち、それを応用して、オイルの施術を学びます。
期間は最大で14日間(1コマ6時間程度)、延長期間はなしです。
あくまでも会社の研修としてやりますので、スキルの獲得速度で14日以内にデビューできることもあります。
逆に言えば、14日間で、スキル獲得ができなかった人は残念ながらドロップアウトという結果にもなります。
ここで重要なのが「教えてもらえる」という感覚で研修を受けないことですね。
「期間内にカリキュラム以上のスキルを吸収してやる」という意気込みで臨んでいただきたい。
それが店舗に出た時、その後の成長に大きな差になります。
実際、今、店舗で働いているセラピストたちは、各々の手技や、接客について、積極的に自分たちで話し合い、お互いに刺激をして、向上しあっております。
1つの形を覚えたら、次は自分の形を作り上げる。
そんなメッセージを込めた育成にしております。
「湧き上がる使命感」というのはどういう感情でしょうか。
これについては、わたし個人の考え方に依存しているので、すべての人がどう思うかは別になります。
昔の話となりますが、お客様から大変満足いただけた時というのは、「助かりました」とお声かけいただけるんです。「自分が誰かの役に立てた実感」として、心にしみわたりました。わたしはその言葉を目指して、セラピストとして成長することを決めたのです。
この仕事の本質は人助けだということです。
技だけを追い求めて研究をするセラピストも見てきました。
技だけあってもお客様は満足しません。
そこに心があってこそ、「わざとこころ」両方含めて、技術だとわたしは思っています。
自分ひとりにできることには限りがありますが、両手で数え切れる人を助けることを最初に目標としていたわたしは、今ではもっと「たくさんの」という欲が出たわけですね。たくさんのセラピストがいれば、たくさんの人たちを助けることができるに決まっているんです。
求められている以上のものを提供し、金額以上の時間を感じていただき、ご満足いただいた先に「明日を生きる力」を、セラピストとお客様に導き出す。
これがわたしの湧き上がる使命感です。


「 人生を楽しみ、仕事を楽しめる
ダイヤの原石のような人材に出会いたい 」


これまでのセラピストと違う、
新しい時代のセラピストにはどんな素養が求められるのでしょうか?
技術・知識・心のすべてをバランスよく高めていくことではないでしょうか。
「ほっとする触り方」などは、技術のひとつとして存在しています。
技術とはそういうものなのです。もみ方ひとつとっても、奥深く「やり方」さえ習得すればいいというものではありません。
細かく言えば、相手に安心を与える話し方、ほっとさせる雰囲気づくり、これらはすべて技術と言えます。
この技術のおおもとになるのが、知識です。
解剖学・運動学・生理学・心理学などです。研修には、そのすべてを含めたカリキュラムは立てておりませんが、知識の拡大は、技術の拡大を意味しているとわたしは確信しております。
そして、何よりも大事なのが、十分な技術と知識をもって、高いホスピタリティを発揮すること。これが心ですね。心は「技術の工夫」を作り出します。
心は手に宿ります。その時の心の持ちようで、すべてお客様に伝わります。どんなに表面上取り繕っていても、触れている手が心をお客様に流し込みます。
ホスピタリティ(心遣い)は、リラクゼーションにおいて最も重要視されるべき要素です。
医療機関ではないことが前提にございますが、だからと言って人の体に触る業種であることには変わりません。体の仕組みを基礎とし、「教わったことだけをやる自分」から知識を使って「相手に合わせた施術」を獲得していくことが可能になるには、技術、知識、そして、心の三本柱が素養として求められます。
どんな仕事観、人生観を持つ人材なら、
ソルテラスと合いそうでしょうか?
「あなたの太陽になる」これがソルテラスもつテーマです。
太陽になる方法はいろいろあると思います。しかし、根本的な心の在り方、人生観としては「自分が誰かを笑顔にできたこの瞬間が好き」この一点でしょう。
誰かの笑顔を見た時、幸せになれる人。誰かの幸せな話を聞いたとき、一緒に幸せな気持ちになれる人。
もうこれにつきます。
(インタビュー・文 エシカリズム株式会社)